大腿骨頚部骨折の後遺症、リハビリ|回復期リハビリテーション.net

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大腿骨頚部骨折になってしまったら

大腿骨頸部骨折ってどんなケガ?

大腿骨頚部骨折とは太ももの骨(大腿骨)の付け根に近い部分の骨折です。
骨粗鬆症の進んだ高齢者、女性に多く発生します。原因の多くは転倒によるものですが、ベッドからの移動や軽くぶつけただけといった軽微な外傷でも起こり得る、まさに「誰もがなり得る可能性がある」ケガです。
骨折したことも大変なことですが、この骨折によりいわゆる「寝たきり」の状態になることは最も避けたいことです。寝たきりになり、床ずれや肺炎、認知症などの合併症を引き起こしたために、生命に関わる状態に陥ったということも少なくありません。

残りやすい後遺症は?

下肢の筋力が衰え、歩行能力が低下するなど、残りやすい後遺症があります。 たとえ手術をして骨折自体は治っても、歩行能力は落ちます。しかし100%とはいわなくても、適切なリハビリテーションを行えば、ケガをする前の歩行状態に近づけることができます。

リハビリテーションの必要性

寝たきりにならないように、急性期病院での治療を脱したら、早期に回復期リハビリテーション病院でリハビリと生活のサポート、精神的なケアを受けるようにしてください。医師、看護師、理学療法士、作業療法士を中心とするスタッフたちは、協力してできるだけケガをする前の歩行能力に戻すように努力します。
具体的なリハビリテーション内容としては、入院後は歩行訓練を開始。入院後1週間くらいで杖歩行訓練が始まり、入院後2〜4週後にT字杖で歩行できるようにし、退院をめざしていきます。