1日3時間のリハビリ|回復期リハビリテーション.net

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3時間ものリハビリを1日に受けられるのは回復期だけ

脳血管疾患(脳出血・脳梗塞・くも膜下出血など)や脊髄損傷、頭部外傷、大腿骨・骨盤骨折など、重大な病気やケガによって生命の危機的状況にある時に治療を受ける「急性期」。
急性期の治療を終え、自宅や社会に戻ってからの生活を少しでも元に近い状態に近づけるためのリハビリを専門に行う「回復期」。それぞれのステージで受けられるリハビリは異なります。

リハビリテーション比較

施設 特徴 入院期間 リハビリ時間
急性期病院 急性期病院 主に一命を取りとめた後、後遺障害を軽減することを目的とし、症状によっては寝たまま・座ったままの訓練が中心となることもあります。 2週間〜1ヵ月 1日平均約20〜30分
※「午前のみ」「土日祝日は休み」という場合が多い
回復期リハビリテーション病院 回復期リハビリテーション病院 退院後の生活を想定した集中的なリハビリプログラムによって、より良い社会復帰・在宅復帰をめざします。1日のリハビリ時間や入院期間も長く、リハビリ専任のスタッフが在籍しているため、手厚いサポートが受けられる。ただし、入院できる疾患・期間は、厚生労働省によって定められています。 60日〜180日 1日最大3時間
※土日祝もリハビリがある場合がほとんど
クリニック クリニック 一般的な整形外科のほか、リハビリに特化したクリニックなど施設はさまざま。突発的なケガや慢性的な症状・障害、回復期リハビリ後の維持期に対して、通院形式でリハビリテーションを行います。いずれの場合も重症度は低く、中にはリハビリスタッフによる直接的な施術なしに、リハビリ機器を利用した治療のみ受ける場合も。 入院なし 1回平均目安約30〜40分

「回復期リハビリテーション病棟」は、最大3時間と1日に受けられるリハビリテーションも長いため機能回復効果が高くなります。一方で、「3時間も訓練を受けるのは大変そう……」と思う人もいるかもしれません。ご安心ください。1回20分ずつ(=1単位)のリハビリプログラムを、体への負担を考慮しながら最大9単位(20分×9単位=3時間)行うということです。

目的は日常生活におけるあらゆる動作(ADL)の質向上。1日3時間のプログラム以外にも、起床時から就寝時までの間、食事や着替え、排泄など日常的な動作も含めてリハビリというのが、回復期リハビリテーション病棟の掲げるポリシーです。

  • 回復期リハビリ病棟で入院できる期間「最長180日」
  • リハビリを1日で受けられる時間「最大3時間」
  • 回復期リハビリテーション病院の病棟基準「5段階」
  • 回復期リハビリに関わるスタッフ「9種類」
  • リハビリ療法の種類は理学療法・作業療法・言語療法の「3種類」
  •  リハビリ実地日数は「365日」
  • 高い住宅復帰率は「91.4%以上」
  • 患者さんとリハビリスタッフの割合「1.5:1」