薬剤師インタビュー|回復期リハビリテーション.net

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働くスタッフインタビュー / 薬剤師

薬剤師

プロフィール

急性期病院で3年勤務しその後回復期へ。趣味は体を動かすこと。得意なスポーツはテニス、マラソン、ゴルフ、スノーボード。福岡県出身。

―回復期における薬剤師の仕事内容や役割を教えてください。

患者さんが持ってこられた薬を識別して、医師や看護師に報告書を提出することのほか、医師の指示に従っての処方箋の調剤、お薬カートに薬をつめる作業、そして、退院時の患者さんへの指導が主な仕事内容です。回復期病院にはある程度症状の治まった患者さんが来られるので、お薬について変更は少なく内服薬中心の調剤になりますので、急性期ほど注射薬の処方は複雑ではありません。持ち込み薬についてはすべて把握し、それを使用し終わってから当院処方に切り替えていきます。

―患者と直接接することはありますか?

患者さんの中には、今までの薬に対してこだわりの強い方もいらっしゃいますので、今までの薬との違いや効果について薬剤師が直接説明をさせていただくこともあります。その場合はできるだけ専門用語を使わず、わかりやすい言葉で説明することを心がけています。きちんと決められたお薬を飲んでもらうことが目標ですので、そこに関する理解を深められるようにしていますね。あとは、患者さんの話をどれだけ聞いてあげるかです。患者さんは何かを訴えたくて薬剤師の話を聞きたいと言っているのですから、何が不満かを聞いた上で丁寧に返答していくようにしています。

―他の科との連携はどのように取られていますか?

患者さんの情報を知る上で、リハビリスタッフや看護師さんとの連携は欠かせません。患者さんへ説明する際には、事前にどんな患者さんなのか、どんな接し方をすればいいか、どういう状況なのかを、他科のスタッフに確認してから伺うようにしています。職種が違うとそれぞれの視点で考え方が違ってくることもあるので、お互いの業務を理解しながら思考の差異をうまく埋めて話を進めることが大切だと思います。

―日々の仕事の中で気をつけていることはありますか?

やはり事故を起こさないことが一番です。そのためにも薬剤師全員がジェネラリストとして広く対応していく必要があるので、薬局内での連携も大切にしています。みんなでレベルアップできるように定例の勉強会を開催するなどの工夫もしています。

―病院の薬剤師になったのはどうしてですか?

薬剤師になった当初は臨床の現場を見てみたいと思い、急性期病院で仕事をしていました。調剤薬局での仕事も重要ですが、大学病院での研修でさまざまなことを研究させていただいたときに、病院ってすごいなと思って、病院の薬剤師になりました。医師の話や看護師、患者さんの話を生で聞くことができるのはすごく勉強になりますね。

―どんなときにこの仕事のやりがいを感じますか?

自分が提案した処方に対し、医師が納得し、患者さんにも効果をもたらしたときはとてもうれしいですね。あとは、副作用を事前に見つけることができ、それによって薬が中止になったときは本当に良かったとホッとします。以前、医師から患者さんが不整脈を起こしたという話があり原因を探っていくと、新しい薬の副作用だったことがありました。ちょっとした先生の話から副作用を発見するなど、薬剤師の役割はそういうところにもあるのかなと思いますね。

―最後に今後の目標や展望を教えてください。

回復期は急性期に比べ症例も少ないですが、薬剤師全体で専門性を高めていく必要があります。急性期のように各科の医師がそろっているわけではないので、専門外の薬を患者さんが持って来られた際にも、薬剤師として患者さんに不利益のないサポートができればと思っています。幅広く薬全般について知っておかなくてはいけないのはもちろん、感染症などについても専門性を高めていくことが重要ですね。また、安全な薬の使用と同時に経済的なマネージメントの必要性も感じています。お薬には高価な物もあるので、できるだけ政府が推奨する後発品の中でも安全性の高い物を選び、それを納得していただいた上で医師にも使用していただき、患者さんにも納得して飲んでいただけるようにしていきたいです。