入退院Q&A|回復期リハビリテーション.net

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入退院Q&A

入院するための手続きの方法や、入院中どんな暮らしをするのか、退院したらどう過ごせばいいのか……。「回復期リハビリテーション病棟」を利用する上で、不安や疑問の声が寄せられています。ご協力いただいた一般社団法人 巨樹の会さまに、同病棟の場合についてお答えいただきました。

入院前に関するQ&A

誰でも入院できるのですか?

回復期対象疾患の方のみ入院いただけます(下記表参照)。2020年より発症からの転院期間の定めは廃止されましたが、リハビリ効果が出やすい回復期段階の入院が推奨されます。詳細は病院へご相談ください。

対象疾患 入院期間
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷(わんしんけいそうそんしょう)等の発症後もしくは手術後、または義肢装着訓練を要する状態 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷および頭部外傷を含む多部位外傷の場合 180日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折、または2 肢以上の多発骨折の発症後、または手術後の状態 90日
外科手術または肺炎などの治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態 90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後の状態 60日
股関節または膝関節の置換術後の状態 90日
急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患または手術後の状態 90日
どのくらいの日数入院できますか?
疾患によって入院期間に上限があります。その期間内でリハビリの効果・適応などから総合的に主治医をはじめとする医療チームで退院時期の判断をしていきます。
入院費用はどのくらいかかりますか?
保険や病棟、お入りいただくお部屋によって異なります。入院費の内訳は医療費・食費・自費(室料やリース代など)となります。お電話にてお問合せいただく際に、保険情報などをお伝えください。概算をお伝えすることが可能です。
生命保険や入院保険などの診断書はお願いできますか?
医療保険でのご入院となります。契約内容で対象となるようであれば、診断書のご用意が可能です。診断書作成には費用が発生します。
どのような職種のスタッフがいますか?
医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士・薬剤師・社会福祉士・ 看護補助者・事務などさまざまな役割をもった職員が在籍しています。
リハビリで入院した場合の他の病気の治療はできますか?
手術や専門的な治療・精密検査、リハビリよりも治療が優先される場合は主治医の判断で他の病院を受診・転院していただくことがあります。また、服薬や定期的な処置などは行うことができます。
今まで飲んでいた薬を続けられますか?
院内に薬剤師もおりますので、主治医の判断により必要な薬は継続できます。ただし、種類によってはジェネリックや違った製品名の薬を処方する場合もあります。
入院中の食事はどのようになっていますか?
食形態や制限内容は主治医の判断で適切なお食事を提供いたします。
どのくらいリハビリを受けることができますか?
1日3時間ほどの個別リハビリに加え、病棟生活の中で活動性を高めるために集団体操やレクレーションを行います。また、必要に応じて自主訓練やご家族への介護指導なども行います。
介護の事や退院先について心配があるのですが。
社会福祉士の資格を持った医療ソーシャルワーカーがご相談に応じます。わからないことや不安なことがあれば、お声がけください。
入院したい場合はどうしたらよいですか? 流れを教えてください。
入院までの流れとして、紹介元の病院より医療情報などをもらって、入院判定を行います。その後判定が可であれば、家族面談などを行い、日程調整をいたします。ご希望の施設がある場合は、お気軽にお電話でお問合せください。
入院時に保証金などは必要ですか?
保証金などはいただいておりません。
事前に見学はできますか?
可能です。お待たせしないため、ご予約されることをお勧めしております。

入院中に関するQ&A

リハビリテーションにはどのような内容がありますか?
歩いたり、移動手段の訓練を主に行う理学療法、着替えや身の回りのこと、手の訓練を主に行う作業療法、言葉や物を飲み込む練習を主に行う言語療法など多岐にわたりますが、患者さんお一人お一人に必要な内容をご提案いたします。患者さんの状況・状態を診察後、主治医やリハビリスタッフで話し合い、リハビリテーションの内容・計画を決めていきます。
リハビリテーションを家族は見学できますか?
見学可能です。お気軽にいらしてください。
退院後の生活が不安です。入院期間中に自宅を見に来てくれますか?
可能な範囲で、リハビリテーションの担当者やケアマネジャーなどとご自宅を訪問させていただくことも行っております。必要に応じて住宅改修や、福祉用具のご提案もさせていただいております。
入院期間中の外来受診はできますか?
主治医が必要と判断し、緊急性が高い場合には外来受診が可能となることもあります。主治医にご相談ください。
自宅に外出、外泊できますか?
主治医の判断により可能です。患者さまが安全に外出、外泊できるように入院期間中に環境を整えていくこともさせていただいております。原則、1泊2日/月となっております。
食べ物の持込はできますか?
まずは病院の食事を3食召し上がっていただき全身管理をさせていただきたいと考えております。また、衛生上の観点からも持ち込みはご遠慮いただいております。
未就学児の面会はできますか?
可能ですが、感染症の流行時期等はご遠慮いただいていることもございます。各病院へお問合せください。

退院後に関するQ&A

退院後はリハビリテーションの継続はできますか?
医師の判断にはなりますが、さまざまな方法でリハビリテーションを継続することが可能です。要介護認定を受けている方は、介護保険を利用してデイケアや訪問リハビリテーションを受けることが可能です。また、医療機関で外来通院しながらリハビリテーションを受けることもできます。制度の利用方法は複雑ですので、入院期間中に担当の医療ソーシャルワーカーが患者さんのご希望や地域の状況を加味してリハビリテーションの継続について調整させていただきます。