上限180日の入院可能期間|回復期リハビリテーション.net

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180日を上限に入院可能な回復期リハビリ病棟

脳卒中や骨折など、突然起こる病気やケガ。急性期病院で手術や治療を受け、無事に状態が安定し始めると、患者さん本人もご家族もホッと安心すると同時に、麻痺などの後遺症や退院後の生活が心配になります。そこで大切なのは、その後の回復期をどのように過ごすかです。急性期病院は「命を救うこと」を大きな使命としており、症状が安定した患者さんには退院していただく必要があります。そのため入院期間が短くなります。一方回復期リハビリテーション病棟は、対象となる疾患や重症度により異なりますが、最長180日という長期入院が可能となります。機能の回復や、日常生活に必要な動作の改善に向けて、集中的にリハビリを行うことが、社会・在宅復帰後の生活をいかに不自由なく過ごせるかの鍵を握っています。

厚生労働省が定める回復期リハビリテーション病棟入院基準

対象疾患 入院期間
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷(わんしんけいそうそんしょう)等の発症後もしくは手術後、または義肢装着訓練を要する状態 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷および頭部外傷を含む多部位外傷の場合 180日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折、または2 肢以上の多発骨折の発症後、または手術後の状態 90日
外科手術または肺炎などの治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態 90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後の状態 60日
股関節または膝関節の置換術後の状態 90日
急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患または手術後の状態 90日
  • 回復期リハビリ病棟で入院できる期間「最長180日」
  • リハビリを1日で受けられる時間「最大3時間」
  • 回復期リハビリテーション病院の病棟基準「5段階」
  • 回復期リハビリに関わるスタッフ「9種類」
  • リハビリ療法の種類は理学療法・作業療法・言語療法の「3種類」
  •  リハビリ実地日数は「365日」
  • 高い住宅復帰率は「91.4%以上」
  • 患者さんとリハビリスタッフの割合「1.5:1」